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2015年12月20日 (日)

その状況や思いの背景にあるもの

※この話は事実に基づいた、完全なフィクションです。

前回からのつづき

前回はこちら
http://maruko-psw.cocolog-nifty.com/blog/2015/06/post-57e1.html

〇月×日



穏やかな表情で部屋の中に迎え入れてくださったそのかたは、
「すみません、こんなところに来てもらって」と何度も言った。



「いえ、こちらこそ、しつこく訪問をお願いしてしまって、すみません。」と私。
このやりとりを何度もしていた。



体調を聞くと、うつ状態と、皮膚疾患の過酷さで、ほぼ家から出られない状況が続いているのだという。つらいので食事を出前などの宅配にして済ませているために、どんどん手持ち現金がなくなっていく。毎月、月末になると苦しくなり、次の保護費支給までは、ひたすら水を飲んだりして、我慢して暮らしている。



精神科や皮膚科への通院も行けたり行けなかったりなので、行ける時には多めに薬をもらい、たまった分はストックしておき、足りなくなっても、そこから調達して飲んでいる。


精神薬のことがとても気になった。多剤処方と、今回のような自己判断でのまとめ飲みなども、もしかしたら頻回にあるのでは、と思った。心配だ。


生活の乱れにより皮膚疾患も悪化し、常に皮膚がものすごく乾燥、かゆみもあるので剥がれ落ちることで、床に積もったのかなとも予測した。でも、ご本人には、まだ聞けない。



ごみ屋敷?と思えるような部屋の状況ではあるが、よく見ると、引っ越したままの段ボールが山積みになっており、蓋が開いたすきまからのぞく物の中には、高価な衣類や小物もある。確か、大卒後に大手企業で働いておられたと聞いたのを思い出す。



今の状況の理由を知り、この方にとって望む生活とは何か、を考えるには、これまでの経過や思いを教えていただく必要がある。


ただ、「あなたは困ってますよね、援助が必要でしょ」、ではなく。


訪問を受け入れていただくまで半年以上。何としてでも信頼関係を作り、力になりたい。



次回へ続く




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